28日のブログ

毎月28日に更新します。

ひとり探訪記3「~Tokyo Disneyland Is Your Land~」

東京ディズニーランドで三大マウンテンと呼ばれるアトラクションの一つ、スプラッシュマウンテン。乗車後の出口付近にあるショップ「フート&ハラー・ハイドアウト」が2024年11月30日をもってクローズすることが発表されました。

このショップでスプラッシュマウンテンにも出てくるキャラクターのうさぎどん・きつねどん・くまどんのマスコットを購入した思い出があるので、寂しい気持ちになりました。しっかりとした設定のあるショップがなぜクローズとなってしまったのか。

 

これどういう意味か分かる?クリッターカントリー自体が全面リニューアルされる可能性があることを示唆しているわけ。(CV:関暁夫)

 

フロリダにあるマジック・キングダムではアメリカ河とトムソーヤ島が埋め立てられ、カーズエリアへ一新されるそうです。舞浜にその可能性が全くないとは言い切れません。またアドベンチャーランドの裏では現在、拡張工事とも思われる作業が行われています。

これはディズニーリゾートに限ったことではないのですが、今見ている景色がいつまでも続く物ではないということを自覚し生きていくべきだと考えています。今手元にあるものも、そばにいる家族も、友人も、職場も、全て永久的に存在する物ではありません。

以前このブログにも書いたのですが、ひとりインパークを試みたことがあります。しかし最終的に気が乗らず断念。

tongaripyon.hatenablog.jp

誰かと行くテーマパークはもちろん楽しいのですが、自分がやりたいことを必ず実現できるとは限りません。私はずっとウエスタンランドのトムソーヤ島へ行ってみたいと思っていたのですが、この歳になるまで行けていませんでした。

やはり東京ディズニーランドの"今"を、自分の目で見ておかなければならない。そんな強い使命感に駆られ、前日の朝にパークチケットを購入。明日こそ絶対ディズニーランドへ行くと誓い出社しました。仕事中も「明日1人でディズニーランド行くんだ〜うへへ〜」という心の中で叫びが止まりませんでした。

 

翌日、7:30ごろ舞浜駅に着き開園まで1時間ほど待機。入園し、一応ショーパレの抽選をするもいわゆる"全トゥル"。でもいいんです、今回の目的はトムソーヤ島へ行くことですから。

 

まずはイマジナリー旧友・ドナルドダックへ会いにウッドチャック・グリーティングトレイルへ。私は元々そこまでグリーティングに興味があるわけではなく、一緒に行く友人たちの影響で少しずつ魅力を感じていったタイプです。特にウッドチャックのドナルドが大好きで、ランドへ行くと必ずと言っていいほど会いに行きます。モフモフの帽子がとっても似合ってて可愛いです。

ですが、今回は珍しくドナルドに会うのは実に9ヶ月ぶり。パルパルーザの感想も伝えられておらず「よかったよ!」と言ったらズッコケておられました。キャストさんにも「お姉さん、パルパル終わってからだいぶ経ってますよwww」と言われ爆笑。

次はデイジーに会いに行き、初めて1人でインパークした旨を伝えるとデイジーが手でハートのようなマークを作ったのです。「???」と思いつつも(可愛すぎるなおい…)と浮かれていたら、キャストさんが「シール?」と言いました。キャストさんいわく「1人で来たことをキャストさんに伝えたらシールがもらえるよ」とデイジーが言っているとのことでした。

 

デイジー…優しすぎる…(涙)

 

たぶんアヒル界で一番優しいです。デイジーに会えただけでうれしいのに、私のことを思って有益な情報をくれるなんて。デイジーの右上あたりにXの認証マークが見えました。たぶんかつて有名ツイッタラーとして名を馳せたに違いない。

 

いかだの運営時間まで少し時間があったので、カフェ・オーリンズの開店待ちをしてガンボスープを食べました。秋冬の朝ごはんにぴったりです。一口食べた瞬間、ニューオーリンズにいるのではないかと錯覚しました。まあここニューオーリンズなんですけどね!

 

再びウエスタンランドへ戻り、いよいよトムソーヤ島へ向かういかだへ乗り込みます。元気のいいキャストさんが大きな声で「トムソーヤ島の冒険へ出発でーす!」と言っていて、ワクワク感が倍増。着いたー!と思ったら…

ここ特別名勝

 

ただの素晴らしい庭園すぎて、この場所を一生守りたいと思いました。トムソーヤ島に住民票移せるかな?いつまでも居られてしまう恐怖感があり、40分ほど滞在して帰ってきました。(それでも結構いたよね)

早々に今日の目的を果たしたので、ここからひたすら景観を楽しみました。初めて見たのですが、美女と野獣エリアもちゃんとクリスマスの飾り付けがされてて可愛かったです。

 

アストロブラスターの外観もまだ残っていたので写真に収められました。(私が行った数日後に囲われてしまったので間に合ってよかった)実は前回乗った翌日にクローズが発表されたので、少し前にはなりますが乗り納めができました。併設ショップのプラネットMも好きだったのでとても悲しいですが、これからも進化を続けるパークへ期待です。

 

少しお腹が空いたので、クリームチーズブラウニーを食べにスイートハート・カフェへ行きました。クリームチーズブラウニー大好きでトゥモローランドテラスでよく食べていたのですが、今は取扱店舗かなり減りましたね。アイスコーヒーとのペアリング最高でした。あと何か塩気のあるパンも買おうと思ってて明太子&チーズフォカッチャ一択だったのですが、目に入ったチーズカレーパイが気になったので購入。後で知ったのですが、こちらパーク内のフードロス削減のために余りものを使用して作っているそうです。SDGsやアップサイクル系の商品好きなので、たまたま購入できてよかったです!味はちょっと辛めでとってもおいしい。

 

食べ終わり、唯一プライオリティパスを取っていたホリデーナイトメアホーンテッドマンションに乗りました。乗っている最中ふと我に返ったら自然と顔がニヤけていて気持ち悪いなと思いましたが、それくらい大好きなアトラクションです。今シーズンもう1回乗りたい!

 

ここで大好きなパレード「ディズニー・ハーモニー・イン・カラー」の時間になったのですが、今回はグッと堪えてミートミッキーへ向かいました。

ここでシールのことを思い出します。なんか勝手なイメージなんですけど、トゥーンタウンのキャストさんって子どもと接する機会も多そうなので特に優しい印象があります。忙しそうなキャストさんは地雷な可能性があるので、ミートミッキーの最後尾で案内していた割と穏やかそうなキャストさんに勇気を出して声をかけました。

 

「あの、今日1人で初めてインパークして、さっきデイジーに会った時にキャストさんからシールもらえるって聞いたんですけど、いただくことって可能ですか…?」

 

デイジーダックの名前を出してシールをもらう狡猾さと傲慢さ。しかし「もちろんですよー!1人インパークどうですか?」とお話しながら快く書いてくださいました。"デイジーダックの名前を使って手に入れたシール"ということは一生忘れません。キャストさんありがとう。デイジーダックありがとう。

 

順番が来て初めて1人で来たと伝えたらミッキーもキャストさんもすごいもてなしてくれて、ツーショットの写真見返したら今まで見たことない笑顔の自分が写っていました。ミッキーマウスすげぇ!!!3回くらいチューしてくれてめっちゃ恥ずかしかったです。あとご飯いっぱい食べてねと言われた。

 

そしてミニーのスタイルスタジオへ。常設でミニーちゃんに会えるようになったの改めてすごいよね。1人で来てるから緊張してると伝えたら一緒に深呼吸してくれました。ネズミ界で一番優しい。(再)深呼吸の流れでジャンボリ踊ってくれたミニーちゃんまじ可愛かった。陰キャなのでジャンボリちょっと苦手なのですが、さすがにテンション上がって一緒に踊っちゃいました。来年は夏ミニーちゃんに会う!絶対!あとミニーちゃんにもご飯いっぱい食べてと言われたけど、グリーティング来るオタクそんな絶食してループしてるの…?

 

何となくクリッターカントリーへ行くと、ミーコがいました。ミーコに会いたかったし写真も撮りたかったのですが、1人だとどうしても声がかけられなくてカオナシみたいに付き纏うことしかできませんでした。友人と一緒ならグイグイいけるのに。情けない。フリーグリーティングは向いていません。

諦めてソフトクリーム買いました。ミルクとチョコレートのミックスソフトクリームって、なんでこんなにおいしいんだろうね。なぜ空は青いのかに匹敵するくらいの哲学的疑問。小さい頃から大好き。

さらにここでミートミッキーに並んでいる間にモバイルオーダーしたベーコンとパイナップルのピザを食べたのですが、これおいしすぎるね。正直酢豚のパイナップルはう〜ん…って思う派なのですが、これはランドへ来たら絶対食べたいフードになりました。

 

こちらも楽しみだった、カントリーベア・シアターのジングルベル・ジャンボリーへ。

幼少期チキルームが大好きで、パークに入った瞬間「チキルーム!チキルーム!」と連呼する子どもでした。ある時、親から「チキルームに似た熊さんたちが出るアトラクションがあるよ」と言われて連れていかれたカントリーベア・シアターで開始早々話し始める動物の生首を見て号泣し、終了まで母の膝に顔を伏せていたという地獄のような思い出があります。さすがに今は克服しているのですが、期間限定バージョンを一切観ることなく大人になってしまいました。

トリキシーが歌う「Have Yourself a Merry Little Christmas」ですごい泣きそうになりました。最近インパークするたびにどこかしらで泣いているのですが、今回は1人だし泣く想定も全くなかったのでびっくりしました。涙腺というか心の琴線ぶっ壊れてる。ちなみに直近で号泣したのは「緊急事態宣言明けで観たビッグバンドビート」「初めて現地で観たハーモニーインカラー」です。夏ミニーちゃんとあわせて、バケーション・ジャンボリーも観てみたいです。

 

最後はパン・ギャラクティック・ピザ・ポートの2階からトニー・ソラローニを20分間見つめていました。(狂気)

私このお店が大好きで、大学生のころに友人4~5人で行って食事をしている時もPZ-5000でピザを作るトニーをずっと眺めていました。小さい子どもですら2〜3分くらい見て終わりだったよ。あの2階の柵に20分も立って真剣に見てる成人女性、冷静に考えて怖すぎるよ。だけど好きだから見るよ。白い目で見られようと私はやめないよ。その心笑ってるね?!?!?!

ミックスベリーが入ってるマスカット風味のホットティーおいしかったです。ここでしか売ってないみたいなのでぜひ!(狂気緩和)

 

私はディズニーリゾートの建造物や装飾が好きです。友人と行ってよもやま話をしつつQラインに並ぶのもとても好きなのですが、アトラクションやショー・パレードの時間を気にすることなく外観や内装をじっくりと観察することにとても充足感があったように思えます。

あと関わったキャストさんにも恵まれました。自分が働き始めてからキャストさんのすごさがより分かるようになりました。仕事とはいえ、いつもゲストに最高の思い出を作ってもらうために働いてくれているキャストさんたちに感謝です。最近はSNS上で「ゲストの質・キャストの質」みたいなことが言われてますが、今回キャストさんとのやりとりで嫌な思いをすることはありませんでした。大前提として「忙しそうなキャストさんには極力話かけない」「横柄な態度をとらない」とかで、そのへんは回避できるのかなと個人的には思います。

 

初めての1人インパーク、大変満足でした!これからも定期的にやろうと思います。次はどこへ行くか、もう分かるよね。(CV:関暁夫)

 

to be continued…

open.spotify.com