28日のブログ

毎月28日に更新します。

百鬼夜行

 

6月あたりから、気圧の影響で体調の悪い日が多い。

頭痛や気持ち悪さが年々ひどくなっている気がして心配になる。

ここ数年、車に乗ることがほとんどなくなって三半規管が確実に馬鹿になっている。


元々車酔いがひどく、幼少期は父の運転で静岡まで旅行するのも命懸けだった。

それは決して父の運転が下手くそというわけではなく、私の三半規管がいかれすぎているせいだ。

数時間乗車し酔い切ると、信号待ちで停車する際のわずかな振動でも吐きそうになった。

寝不足気味の時は10分車に揺られただけで再起不能になることもあり、本当に困った体質だ。

だから私は極力バスに乗らない。バスに乗るくらいなら歩いた方が全然マシだ。


"車に乗る"という鍛錬がなくなったら、皮肉にも待ち受けていたのはそれに匹敵するレベルの気象病。

最近は毎日イヴを飲んでいる。しかも1日2〜3回。 


というわけで、前回は体調不良が重なりブログを書く時間が全く取れなかった。

早すぎたけれど梅雨も明け、体調も安定してきたから7月こそはちゃんと書こう。そう意気込んでいた。


しかし、今回のブログもこんなことを書きたかったのではない。

早々に書き始めて5~6割できたのに、なぜかそれ以上が進まない。

あと書きたいテーマも結構溜まってきていて、年内はネタに困らなさそうだ。でもどうしても筆が進まない。

私が文章をスイスイ書けているのってどんな時だっただろう、そう思った。


それは、深夜。


大学生の頃、だいたい深夜2~4時くらいにブログを書くことが多かった。

ハイになっているのか、言葉や文章の構成がどんどん思いつく。

今は平日フルタイムの仕事をしているため、朝起きて夜寝るという一番ベーシックな生活スタイルだ。

そのような生活をしていると、当然夜は眠くなる。

最近は土日ですら、深夜1時まで起きているのが限界。

土日なんて何をしようが、時間をどう使おうが自由なのに「月曜日の朝」に照準を合わせて過ごしてしまっている自分がいる。なんてつまらない人間なんだ。


そう、日中の自分はつまらない。

深夜の自分が特別おもしろいわけではないけど、日中バカ真面目にパソコンの前で仕事という名の作業をしている自分よりはおもしろみがある気がする。

 

このブログを始めて来月で1年。

「新しいことを始めたい」「久々に長い文章を書きたい」と心を弾ませ更新していたのに、ブログを書くのは土日か平日の仕事終わり〜寝るまでの時間帯。

深夜ノリのテンションで文章が書けないことに何度絶望したことか。

そう思ったら、私めちゃくちゃがんばって更新してたんだな。お金もらってるわけじゃないのに。


深夜に活発な活動をすると、当然午前中という概念が死ぬので昼夜が逆転する。そして自律神経が死ぬ。ますます体調が悪くなる。

私は寝られないつらさも度々経験しているので、どちらがよいかは判断できない。

でも今は、日中のつまらない自分と向き合いたくない気持ちが勝っている。

規則正しい生活をしてても自律神経が乱れる時はしっかり乱れるので、それならもう最初から乱れる生活リズムでもいいんじゃないか。


数年前はあんなに近かった深夜2時が、今ではとてつもなく遠く感じる。

果てしのない砂漠で、決して見つかることのない泉を探しているような。


いつかまた深夜に起きていられたら、ブログを書こう。

そのブログはきっと見てくれる人にも楽しんでもらえる内容だ。そう信じている。

 

深夜に思いを馳せ、明日も午前6時45分に起床する。